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2020.06.11

コラーゲンは薄毛に効果ある?

コラーゲンは薄毛に効果ある?

コラーゲンは美容に良いということは有名です。肌ツヤを良くするために摂ることが多いですが、髪の健康にも大きく影響があります。コラーゲンを摂ることで、髪の健康を保てるのなら、積極的に取りたいところです。このコラムではコラーゲンがなぜ髪に良いのか、コラーゲンを摂ることで期待できる効果などをご紹介します。

髪の構造・成分

まずは、髪の毛の構造や構成成分について説明します。コラーゲンがなぜ髪に良いのか説明する前に、構成や成分を理解することでコラーゲンと薄毛との関係性もわかりやすくなります。

髪の構造
髪の毛の一番外側を覆うのがキューティクルです。中心部に芯のように通っているびがメデュラ、キューティクルとメデュラの間に有るのがコルテックスです。コルテックスは髪の80%以上占めおり髪の太さに関わってきます。コルテックスの量が多いほど、髪の毛は太くなりまます。体質や髪の毛のダーメージによりコルテックスの量は変わります。
髪の構成成分
髪の毛は80%〜85%がたんぱく質で作られます。残り11%〜13%が水分、4.5%がメラニン、1〜6%が脂質です。髪の毛のほとんどはたんぱく質でできています。たんぱく質の種類は、実に10万種類にも及びそのうちの80〜90%がケラチンで構成されています。

コラーゲンが薄毛に良い理由

髪の毛はほとんどたんぱく質で作られていることがわかりました。では、コラーゲンと髪の毛はどのような関係性があるのでしょうか。コラーゲンと薄毛について解説していきます。

コラーゲンはたんぱく質の一種
コラーゲンはたんぱく質の一種です。たんぱく質はアミノ酸がいくつも結合して作られます。コラーゲンも分解するとアミノ酸にわけられることから、たんぱく質であると言えます。たんぱく質もコラーゲンも、人間の体はどちらもの一旦アミノ酸レベルまで分解してから吸収します。そのため、コラーゲンを摂ることは、髪の原料であるたんぱく質を補給しているのと同じだと考えられます。たんぱく質が不足するとコルテックスがやせ細り、髪の毛が細くなる原因になります。コルテックスが髪の毛の太さに関係していることから、アミノ酸を配合したシャンプーでケアをする美容院も多いです。市販シャンプーでもたんぱく質に着目した商品が発売されています。
コラーゲンが髪の太さを増加させたという研究も
1日5,000㎎のコラーゲンペプチドを8週間摂取してもらったところ、髪が太くなったことがわかっています。コラーゲンペプチドの摂取から4週間後で0.003㎜、8週間後で約0.006㎜ほど太くなり僅かな変化ですが、髪を太くさせる可能性が示唆されました。
コラーゲンが薄毛を抑制する
東京医科歯科大学から、コラーゲンに薄毛を予防する働きがあると研究結果が発表されました。28種類あるコラーゲンのうち17型コラーゲンに、毛包肝細胞の働きを維持する力があることがわかりました。毛包幹細胞とは髪の元となる角化細胞を供給している細胞です。17型コラーゲンが不足すると、この毛包幹細胞と髪の毛の色に関わっている色素肝細胞の働きが落ちて脱毛し症状が現れます。このことから毛包幹細胞の働きを維持することに17型コラーゲンが関係していることがわかります。17型コラーゲンが欠損しているマウスで脱毛が顕著に見られたことからも、このコラーゲンが脱毛に影響していることがわかります。しかし、17型コラーゲンを摂取すれば薄毛の進行を抑えられるとは限らないので注意しましょう。

健康面や美容での効果

コラーゲンは髪の毛を構成するたんぱく質の原料になること、そして17型コラーゲンが脱毛の抑制に関与していることから、コラーゲンは薄毛に良いと言われるようになりました。では、コラーゲンは薄毛以外にどのような働きがあるのでしょうか。健康面や美容面の効果を確認しましょう。

肌の土台を作る

コラーゲンは肌の潤いに欠かせない成分です。肌や髪の毛、爪などはたんぱく質でできており、人間の体のたんぱく質のうち約30%はコラーゲンです。化粧品に疎い方でも、コラーゲンは聞いた事はあるかと思います。保湿成分の中では、非常に有名な成分です。

28種類のうち9種類のコラーゲンが皮膚に存在し、潤いを保ちます。ハリのある肌を保つために、コラーゲンが網目状の土台となり肌を支えているのです。コラーゲンは20代を迎えると減少してしまうので、保湿したらりコラーゲンの合成に必要なビタミンCを摂るなどの対策が必要です。

ただし、口から摂取したコラーゲンがアミノ酸に分解された後、再びコラーゲンを作るかは未だに不明です。一節によりますと、コラーゲン由来のアミノ酸はコラーゲンの産生を促すという研究もあるそうなので、まったく意味がないわけではないと言えるでしょう。

床ずれの修復
床ずれの治りやすさが、コラーゲンペプチドを飲んだ人とそうでない人とでは違うという研究結果があります。1日10,000gのコラーゲンペプチドを16週間継続して飲んでもらったところ、飲んでいないグループよりも傷の免責が1㎠小さくなったとの報告があります。コラーゲンが皮膚を構成する成分であることから、傷の治りも早くなることも考えられない話ではありません。
膝の負担の軽減

コラーゲンも膝の機能に関係があり、膝のクッションの役割をしている膝軟骨にはコラーゲンが多く含まれます。そのため、コラーゲンも膝にとっては必要な成分として注目されています。膝の痛みを訴える患者さんにコラーゲンを摂取してもらったところ、膝が大きく曲がるようになり炎症が緩和されたとの研究結果があります。

また、変形性膝関節炎を持つ患者さんは膝軟骨の破壊に関わる物質が低下しました。

とはいえ、まだ研究結果が少ないこともあり不明な部分が多くあるのが現状です。コラーゲンは膝の痛みを緩和してくれる可能性があるかもれないと認識しましょう。

まとめ

髪の毛を構成する成分のほとんどがたんぱく質であることから、コラーゲンも髪の毛に良い影響があるとして認識されています。特に17型コラーゲンが薄毛と大きな関係を持つことが示されます。ただし、口から摂取しても分解されてしまい毛包に直接届くことはありません。コラーゲンの経口摂取による薄毛予防効果はごく僅かと考えられます。コラーゲンに期待できる効果は髪の毛の太さをほんの少し増すことでしょう。コラーゲンで毛量をしっかりアップさせることは現実的ではないため、薄毛で悩まれている方は専門のクリニックを受診されることをおすすめします。

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